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綴り

牡丹文の大皿

はいさい。

宮古島壺屋焼 金城陶芸の直敏です。

 

窯出しが無事終わりました。

いつも窯を開ける瞬間が一番ドキドキしますね。

 

僕らは大きいガス窯を使っています。約1ヶ月半制作したものをまとめて窯に積んで焼くわけですね。

たまに失敗もあるんです。

詳しい原因はわからないのですが、積み方や異物の混入、外的要因等でブツブツがでたり色が黒ずんだりします。

 

2回前の窯焼きの時に失敗があったもんですから、本当にドキドキします。

 

今回の窯出しは大成功でした。釉薬の色も鮮やかにでてブツブツ等は一切ありませんでした。

 

最近、既存の商品に工夫を凝らした線彫りを試しています。

例えば総柄しかなかった牡丹文の、真ん中だけ描いて回りほとんど掻き落とすなど。

 

実際窯出しするまで成功なのかどうなのかわかりません。

 

今回は牡丹文の大皿で掻き落とす部分を調整しながら新しいデザインに挑戦してみました。

 

 

いや〜我ながらいい感じになったのではないかと満足しております。

 

こちらが従来の牡丹文、総柄のコバルト。

 

 

そしてこちらが牡丹柄を抑え、コバルト部を増やしたもの。筆の動きがはっきりでています。

 

 

こちらが周りを全て掻き落とし、余白を作ったもの。

個人的には、これが一番グッときました。

 

料理を真ん中に盛ると、牡丹が飾り葉の役割をしてくれるわけですね。

 

色々試して良いものをさらに生み出していきたいです。とてもクリエイティブで楽しい仕事です。

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