蓋物の完成前
はいさい。
宮古島壺屋焼 金城陶芸の直敏です。
徐々に作品ができあがり窯焼きの日が近づいています。
こちらは蓋物の窯焼き前の状態。
これに最後の吹き付けの工程を経て、窯焼きに入ります。
基本的に焼く前より完成品は2割ほど小さくなります。
焼くことにより密度が濃くなり締まるわけですね。
こちらが完成品。
コバルト釉とアメ釉で色つけしています。
コバルトは割とそのまま水色、アメは焼くと黄色に近くなります。
素焼き(温度800°ほど)で焼くと明るい赤茶色になるのですが、それだと強度が少し落ちます。
昔は素焼きもやっていましたが、最近では全て1200°で焼いています。
濃い茶色みたいな色は1200°もの高温で焼きあがった色というわけですね。
やちむんは色や模様、細かい違いが窯元などでいろいろ変わってくるので、疑問に思うと聞いてみるとおもしろいかも知れません。
制作過程もちょこちょこ上げていきますね。